知らないうちに環境汚染の加害者になっている!?――『ごみ輸出』の真実とは。
最近、「無料」「買取」などで譲渡する形態で使用済みパソコンなどを廃棄(引取り)する業者が増えておりますが、弊社としては途上国の環境問題、機密保持、コンプライアンスなど下記の記載する観点からそれぞれの問題点が解消できませんので弊社では無料回収及び買取は行っておりません。
事業系使用済みパソコンは産業廃棄物に成りますので形式的に無料、譲渡する事は産業廃棄物処理法に書かれている排出者責任に抵触するおそれがあります。
「一旦使用された製品を回収し、必要に応じて適切な処置を施しつつ製品として再使用を図る。
または、再使用可能な部品の利用を図る。」とありますが。。。
弊社の対応:新品パソコンの低価格化により、製品としてライセンス料を払ってソフトによるデーター消去後販売しても人件費等も考慮すると最新スペック品以外は採算が合いません。
部品利用についても一般的な物は手分解し国内中古市場に販売しても同様に採算は合いません。
他に考えられる処分方法:海外の買い付け業者に手を加えず販売すれば収入になりますが、買い取り相場から考えますとデータ消去を国内で事前にしていては到底採算は合ませんので海外の販売先に作業を依頼してそのまま引き渡している物と思われます。
「一旦使用された製品や製品の製造に伴い発生した副産物を回収し、原材料としての利用(マテリアルリサイクル)または焼却熱のエネルギーとしての利用(サーマルリサイクル)を図る。」とありますが。。。
弊社の対応:事業系使用済みパソコンなどは産業廃棄物になりますので産業廃棄物管理票(マニフェスト)を作成し弊社より費用を支払い中間処分業者に処分を依頼し、そこにおいて合法に環境に配慮され設備施設で再資源化されてます。OA機器(パソコン・プリンター・コピー機・FAXなど)の廃製品は細かく解体・分別することにより、90%以上の高いリサイクル率を実現できます 。
有害な重金属や化学物質を含む廃棄パソコンと遊ぶ中国の子供(Copyright Greenpeace/Natalie Behring)
メーカーは自社製品しか扱いませんので手間が掛かり手続きも大変。弊社は迅速で周辺機器も含め一括で処理委託出来ますので便利です。
他に考えられる処分方法:古物として譲り受け海外の買い付け業者に部品として手を加えず販売すれば収入になりますが、完動中古品以外の部品、製品輸出は有害廃棄物としてバーゼル条約に違反している可能性が大で有り、現に途上国で環境汚染を引きを越しており問題になっています。
・参考リンク//
どこへ行く?パソコンのリサイクル法 環境汚染と資源セキュリティが問題に
譲渡後の情報漏洩など問題の責任追及は所有者が変わっていますので困難と思われます。
譲渡・廃棄するにあたって情報漏洩防止のために、
廃棄前に自己の責任として確実に「データ消去」を行うことをおすすめいたします。
弊社では出張でお客様の目の前で物理的にHDDを破壊し写真付きのデータ消去完了報告書を発行いたします。
又、お客様と機密保持契約を締結させて頂いたり、個人情報漏洩賠償責任保険各種保険(3,000万補償)にも加入して万全をきしております。